エコアクション21とは
持続可能な(サステナビリティ)社会を構築するために、事業者には省エネルギーや省資源、廃棄物削減などの取り組みが求められています。
エコアクション21は、環境に取り組む仕組みを作成・実行・改善し、その結果を社会に公表するための方法を環境省が策定したガイドラインです。
リユース・リサイクルショップ、『リユースマン倉敷』はエコアクション21に登録し、環境への活動に取り組んでいます。
平成27年度 環境活動レポート
対象期間:平成27年9月~平成27年12月
発行日:平成28年1月12日 改定日:平成28年5月19日
1.組織の概要
1)事業所名、代表者
有限会社ウイルパワー 代表取締役 江川 健次郎
3)事業内容
リユース・リサイクル業、中古品輸出業、廃棄物収集運搬業
4)事業
資本金 300万円
社員数 15名(本社:リユースマン倉敷店:8名 、リユースマン丸亀店:6名 )
5)対象範囲(認証・登録範囲)
対象事業:全事業(上記の事業内容の全て)
対象組織:本社(リユースマン倉敷店)、倉庫
対象外組織:リユースマン丸亀店
店舗毎の業務内容:
店舗 | 業務内容 |
本社:リユースマン倉敷店 | リユース・リサイクル業、中古品輸出業、廃棄物収集運搬業 |
丸亀店:リユースマン丸亀店 | 同上 |
6)実施体制(本社:リユースマン倉敷)
役割 |
・環境経営に関する統括責任 ・環境経営システムの実施に必要な人、設備、費用、時間、技能、技術者を準備 ・環境管理責任者を任命 ・環境方針の策定・見直し及び全従業員へ周知 ・環境目標・環境活動計画書を承認 ・代表者による全体の評価と見直しを実施 ・環境活動レポートの承認 |
・環境経営システムの構築、実施、管理 ・環境関連法規制等の取りまとめ表を承認 ・環境目標・環境活動計画書を確認 ・環境関連の外部コミュニケーションの窓口 ・緊急事態対応手順のテスト、訓練の指導及び総括 ・環境活動の取組結果を代表者へ報告 ・環境活動レポートの確認 |
・環境管理責任者の補佐 ・環境負荷の自己チェック、環境への取組の自己チェックの実施 ・環境目標、環境活動計画書原案の作成 |
・環境活動の実績集計 ・環境関連法規制等取りまとめ表の作成 |
・環境関連法規制等取りまとめ表に基づく遵守評価の実施 ・従業員に対する教育訓練の実施 ・特定された緊急事態への対応のための手順書作成 |
・緊急事態対応手順のテスト、訓練を実施、記録の作成 ・環境活動レポートの作成、公開 |
・環境方針の理解と環境への取り組みの重要性を自覚 ・決められたことを守り、自主的・積極的に環境活動へ参加 |
7)事業許可証
①古物商(岡山県)
許可番号 | 第721100016778号 |
②一般廃棄物収集運搬(倉敷市)
許可番号 | 事業範囲 |
第172号 | 1)取り扱う一般廃棄物の種類: 事業活動によって生じた一般廃棄物(事業ごみ) 2)積替施設の有無:無 |
③産業廃棄物収集運搬(岡山県)
許可番号 | 事業範囲 |
第03300161347号 | 1)積替え又は保管の有無: 無 2)取り扱う産業廃棄物の種類 廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維く ず、ゴムくず、金属くず、ガラスくず、コンクリートくず(がれき類を除く)・陶器くず、がれき類(これらのうち自動車等破砕物及び石綿含有産業廃棄物を除く)以上 8 種類 |
8)処理実績
一般・産業廃棄物収集運搬の実績はない。
2.環境方針
企業理念
地域に優しい生活応援団
環境理念
リユースを通して物を大切にすることや工夫することで、私たちを取り巻く環境を楽しく心豊かに生活ができるような社会を目指して貢献します。
環境方針
- 事業活動により廃棄物削減に取り組みリユース・リサイクル率の向上を図り循環型社会を牽引します
- 事業活動における電気・ガソリンなどのエネルギーの削減に取り組み二酸化炭の排出を抑制します。
- 物を大切に使うことの尊さを啓蒙していきます。
- 廃棄物を利用して商品を製作し廃棄物の利用価値や楽しさを伝えていきます。
- 身近な環境活動として廃棄物を分別することでリサイクルでき、環境負荷を低減できることを率先していきます。
- 水の効率的利用及び節水に努め、総排水量を削減します。
- グリーン購入を促進し、環境に配慮した物品を使用します。
- 適用される環境法規制等を遵守します。
- 環境方針は、全ての従業員に周知します。
制定日 平成27年12月12日
改定日 平成28年5月6日
有限会社 ウイルパワー 代表取締役 江川 健次郎
3.環境目標
H26年度:H26年9月~H27年8月
項目 | 単位 | 実績 | 中期目標 | ||
H26 年度 | H27 年度 | H28 年度 | H29 年度 | ||
CO2削減(合計) | Kg-CO2/年 | 70,649 | 69,942 | 69,243 | 68,551 |
電力削減 | Kg-CO2/年 | 56,813 | 56,245 | 55,683 | 55,126 |
Kwh/年 | 79,016 | 78,226 | 77,444 | 76,670 | |
ガソリン | Kg-CO2/年 | 3,321 | 3,288 | 3,255 | 3,222 |
KL/年 | 1,432 | 1,418 | 1,404 | 1,390 | |
プロパン(LPG) | Kg-CO2/年 | 6,280 | 6,217 | 6,255 | 6,192 |
kg/年 | 2,092 | 2,072 | 2,051 | 2,030 | |
産業廃棄物の削減 | t/年 | 5.1 | 5.0 | 4.9 | 4.8 |
水使用量削減 | m3/年 | 300 | 297 | 294 | 291 |
グリーン購入 | 件数 | 2 | 3 | 4 | 5 |
リユース売上げ | 千円 | 68,323 | 71,739 | 75,326 | 79,092 |
(注 1)電力の CO2 排出係数:中国電力 2013 年度公表値
(注 2)エネルギーの削減目標は、各項目とも年率1%とする。
4.環境活動計画
環境目標 | 環境活動計画 | 期限 |
電力削減 | ①照明灯のLED化 ②節電(照明、エアコン) ③エアコン温度(夏:28℃、冬:停止) |
~H28.3 1年間 1年間 1年間 |
ガソリン削減 LPG削減 |
①アイドリングストップ ②温度調整 |
1年間 1年間 |
一般廃棄物削減 | ① 書類の電子化 ② 紙、缶などの分別(再資源化) |
1年間 1年間 |
産業廃棄物削減 | ① 分別の徹底 | 1年間 |
水使用量削減 | ① 水圧調整による節水 ② 水回りに節水啓発 POP |
1年間 1年間 |
グリーン購入 | ① 文具を中心にグリーン商品に買替 | 1年間 |
リユース売上げ | ① 海外リユースの促進(品目拡大) ② 古材を利用して新商品の開発 |
1年間 1年間 |
5.環境目標と実績
項目 | 単位 | H27年度目標 | H26年度 H26/9-12月 実績 |
H27年度 H27/9-12月 実績 |
達成度 (4ヶ月) |
CO2削減(合計) | kgco2/年 | 69,942 | 21,026 | 20,095 | 104.6% |
電力削減 | kgco2/年 | 56,245 | 18,661 | 17,634 | 105.8% |
Kwh/年 | 78,226 | 25,955 | 24,526 | 105.8% | |
ガソリン | kgco2/年 | 3,288 | 1220 | 614 | 198.6% |
KL/年 | 1,418 | 526 | 265 | 198.4% | |
プロパン(LPG) | kgco2/年 | 6,217 | 2091 | 2,307 | 90.6% |
kg/年 | 2,072 | 697 | 769 | 90.6% | |
産業廃棄物の削減 | t/年 | 5.0 | 3.0 | 4.2 | 71.4% |
水使用量削減 | m3/年 | 297 | 100 | 98 | 102% |
グリーン購入 | 件数 | 3 | 0 | 5 | 100% 以上 |
(注)削除目標は(目標値/実績値)*100。
(注)増加目標は(実績値/目標値)*100。
6.環境活動計画の取組結果、今後の取り組み
項目 | 4ヶ月実績評価 | 今後の取り組み |
CO2削減(合計) | LPG と産廃の排出量が増加したため目標達成できず。 | 各担当がより省エネを意識、推進していくよう努力する。 |
電力削減 | 照明のL E D 化の効果が出ている。 | 待機電力などの低減を意識して、削減する。 |
ガソリン削減 | LPG 車の導入でガソリン車の給油が減った。 | アイドリングストップなど省エネ運転を心掛ける。 |
LPG 削減 | LPG 車を使用する 機 会が増えたため数値が増加した。 | アイドリングストップなど省エネ運転を心掛ける。 |
水使用量削減 | 水圧調整の成果が出ている。 | 節水の呼び掛け、POP などで意識付けする |
グリーン購入 | グリーン商品を選んで購入するようになった成果が出ている。 | エコマーク商品を優先的に購入する。 |
リユース売上げ | 海外リユース事業の実績が出た結果。 | 海外リユースに関わる事業を拡大、推進させる。 |
7.環境関連法規等の遵守評価結果及び違反、訴訟等の有無
1)遵守評価結果
遵守評価日:27 年 12 月 20 日
法規 | 対象 | 法規制要求事項 |
廃棄物処理法 | 産業廃棄物 | ①処理委託(運搬、処分)は許可を受けた者に委託する ②産業廃棄物管理表(マニフェスト)の管理 ・マニフェストを発行し、A票は 5 年間保存 ・B2、D 票が 90 日、E 票が 180 日以内に返却がない場合、又は虚偽記載の場合は 30 日以内に知事に報告 ・毎年 6 月 30 日までに前年度の管理票の交付状況を様式 3 号により知事に報告。 ③保管場所には掲示板(60cm□以上)を設置する廃棄物の種類/保管場所の管理者と連絡先など |
収集運搬 | ④廃棄物の収集運搬は市町村長の許可。2年毎更新。 ⑤廃棄物の収集運搬は帳簿を備え記録する。 ⑥収集運搬は収集運搬車の表示と書面を備え付ける。 |
|
浄化槽法 | 合併浄化槽 | ①設置又は構造変更は知事に届出。又、廃止は 30 日以内に知事に届出 ②年1回指定検査機関で水質測定実施 ③定期的な保守点検を行う |
フロン排出抑制法 | 空調機 7.5kw 以下は簡易点検 |
①廃棄する場合は、許可を受けた回収業者等に委託する ②廃棄者は引き取り証明書を 3 年間保管 ③簡易点検(異音、腐食、錆、油にじみ、フロン類の漏洩徴候)を四半期毎に実施し、記録する |
家電リサイクル法 | 家電4品目 | テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機・衣類乾燥機の処分時は処分時は指定リサイクル業者へ委託 |
消防法 | 消防用設備等 | ①機器点検(6ヶ月に1回) ②総合点検(1年に1回) |
騒音規制法 | 圧縮機 1 台(3.7Kw) | ①設置、変更は 30 日前までに市町村長に届出 ②騒音の規制基準(市町村が決定)の遵守 |
振動規制法 | 圧縮機 1 台(3.7Kw) | ①設置、変更は 30 日前までに市町村長に届出 ②規制基準(市町村)の遵守 |
2)違反、訴訟等
過去 3 年間において、環境関連法規の違反、訴訟等はありませんでした。
8.代表者による全体評価と見直しの結果
平成27年9月~平成27年12月の活動の評価
電気量の低減を見込み11月からLED電灯に交換しました。
12 月以降は LED の効果があり大幅に電気量を削減出来ました。
ガソリン使用の低減を見込み 7 月から LPG トラックを使用
現在 LPG 車を 2 台使用しており、ガソリン使用量の削減を実現出来ました。
上記の 2 点は取組の効果がとても良く表れています。
逆にLPG 使用量は前期に比べて増加
アイドリングストップ等、エコドライブを意識して削減に取組みたいと思います。
また廃棄物も大きい案件が立て続けに入ったため増加
分別を徹底して削減目標を達成したいと思います。
法令遵守も適切に処理出来ています。
今後も引き続き違反のないよう取り組んでいきたいと思います。
当社は良い地球環境や自然環境を次世代に残すための取り組みの大切さを社員全員が認識し、エコアクション 21 に取り組んで来ました。
しかしながら、環境推進委員の間では活発な意見の交換、勉強会などを開催していますが、一般社員や非正規社員への徹底はまだまだ不十分であります。
3Rなどの無駄をなくす取り組みは、社内活動として定着して来ているので、今後は更なる啓蒙活動を行い、全社員への徹底を図って行く必要があります。
全体としては、非常に厳しい経済状況の中、投資をなるべく抑えて、目標を設定して実行し、目標を達成して来たことは、非常に評価出来ると考えます。
今後の取り組み
昨年度より不用品の取扱量を積極的に増やし、リユース・リサイクル活動により廃棄物の低減に努めます。特に国内で中古品として再販できない大型家具や 食器を中心にフィリピン、タイ、カンボジアなどにリユース品として輸出し、国内の廃棄量の削減に貢献します。そして、輸出先では日本の優秀な中古品を低価格で提供し、取引先全てに WIN WIN の喜ばれる活動を行います。
次回の「環境活動レポート」は活動期間はH27年9~H28年8月までの1年間とする
以上
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